昭和の食卓〜甘い九州醤油で炊く「シャコ」
皆さんは「シャコ」をご存知ですか?
シャコはエビみたいな魚介ですが、どんな食べ方を思い浮かべますか?
お寿司屋さんのネタとして見かけることはあっても、「家で炊いて食べていた」という方は、今では少ないかもしれません。

先日、社内で昔の食べ物の話になったとき、スタッフ2人がまったく同じ思い出を話してくれました。
「子どもの頃は、活きのいいシャコが普通に手に入ったよね。」
昔は、漁港や魚屋さんで新鮮なシャコを買うことができ、家庭で甘い九州醤油を使って炊いていたのです。


作り方はとてもシンプル
鍋に九州醤油とみりんを入れて煮立たせ、そこへ新鮮なシャコを入れて炊き上げます。
そのまま半日から一日ほど味を含ませ、殻をむいていただくのが定番でした。
当時は、一升瓶の醤油を一本使うほどたっぷり炊くご家庭も珍しくなかったそうです。


シャコならではの「お楽しみ」
そして、もう一つのお楽しみがありました。
シャコの中に卵が入っていたら「今日は当たり!」
家族みんなで喜んだという、そんな微笑ましい思い出も聞かせてくれました。


さらに驚きのお楽しみ…
さらに、炊いたあとの煮汁は驚きの使い方があるのです。
あるスタッフの家では、シャコの煮汁を“そうめんのつけ汁”として楽しむのが夏の定番だったそうです。
シャコのうま味と九州醤油の甘みが合わさったつけ汁は、家族みんなが楽しみにするごちそうでした。


最近は、昔を懐かしむ食材
しかし、最近ではシャコ自体を見かける機会も少なくなりました。
漁獲量の減少や流通の変化もあり、家庭でシャコを炊く文化は少しずつ姿を消し、今ではすっかり「昭和の思い出」 になってしまいました。
この「シャコの煮つけ」の話をしているうちに、女性スタッフの一人は作ってくれた祖父を思い出し、懐かしさのあまりに泣き出してしまいました。


あなたの思い出の食卓を教えてください
皆さんのお家にも、こんな「昔は当たり前だった食卓の風景」はありませんか?
もし「うちも食べていた!」という方がいらっしゃいましたら、ぜひ教えてください。

昔話に花を咲かせながら、これからも九州ならではの食文化を大切に伝えていけたらと思います。
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